テファン:
「それで…」
「お金は取り戻せたのか?」
ゴン:
「あの日初めて知ったんだよ」
ゴン:
「姉さんが、めちゃくちゃ慣れた感じで罵倒するのを」
ゴン:
「多分あの日、振り込め詐欺したやつ、耳から血が出たと思う」

テファン:
「あの人、もともと広安里(クァンアルリ)の喧嘩番長だぞ」
テファン:
「俺が子どもの頃、いじめてくるヤツとかいると捕まえてこらしめてくれたんだ」
テファン:
「ほんとに、あの人はマジで… 」

テファン:「おい」
テファン:
「お前まさか… 」
テファン:
「告白する気か?」

ゴン:
「それは…」
ゴン:
「ちょっと待って」

ゴン:
「お、ちょっと待って!」
ゴン:
「お、ヨルムか」
ゴン:「今?」
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ゴン:
「なんだよ、告白でもするつもりなのか?」

ヨルム:「それが… 」

ゴン:
「お前、まさか!」
ゴン:
「俺の帽子なくしたのか?」
ゴン:
「おい、あれ、俺が大事にしてるやつだぞ」
ヨルム:
「ああ、もう…あるってば!」
ヨルム:
「帽子はクリーニングに出してるから、今度渡すよ」
ゴン:
「じゃあ、なんで呼び出したんだよ?」


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ヨルム:
「本当はもっと早く言うべきだったんだけど」

ヨルム:
「MVを撮影するのに… ちょっと問題があって」
ゴン:「え?」
(ゴンの心の声):
「なんだって?」
「演出料もらえないなら、俺、すぐにホームレスだぞ?」

ゴン:
「それって、もしかして… 」
ゴン:
「俺たち、MV撮れないのかな?」
ヨルム:
「そういうことじゃなくて… 」

ゴン:
「はぁ、よかった」

ヨルム:
「実はね、私、まだ… 」
ヨルム:
「曲がないの」

ゴン:「ん?」


ゴン:
「曲がないのに、どうやってMVを撮るんだよ?」



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