マネージャー:
「お前たち二人… 」
マネージャー:
「今3時間経ってるの、分かってるよな?」
ヨルム:
「オッパは先に帰って」
マネージャー:「おい、」
マネージャー:「でも… 」
マネージャー:
「どうやって見ず知らずの男と、」
マネージャー:
「二人きりで、お前を置いて帰れるんだ?」
ヨルム:
「見ず知らずの男って何よ…!」
ヨルム:
「ただの友達じゃん、友達!」
マネージャー:
「お前、そんなことしてたら… 」
マネージャー:
「スキャンダルでも出たら」
マネージャー:
「本当に大変なことになるぞ」
ヨルム:
「もう、ちょっと!」
ヨルム:
「さっさと帰ってよ!」







+
+
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ヨルム:
「それじゃ… 」
ヨルム:
「また始めよっか?」
ゴン:
「ああ、そうだな」
ゴン:
「俺、ちょっと考えたんだけどさ、」

ゴン:
「登校途中に偶然出会った、初恋ってどう?」
ゴン:「なんていうか、」
ゴン:
「毎日バスで顔を合わせるんだけど、」
ゴン:
「声をかけられなくて、ちょっともどかしい感じ、」
ゴン:
「そういうのあるじゃん」
ヨルム:「うーん… 」


ヨルム:「パス!」

ゴン:「ん?」
ゴン:
「なんでパスなんだよ?」

ヨルム:「なんか~」
ヨルム:
「知らない人とはあんまり… 」
ヨルム:
「世の中、物騒でしょ?」

ゴン:「そうか…?」
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+
+
ゴン:「じゃあ、」


ゴン:
「サッカーが上手いサッカー部の先輩とかは?」
ゴン:
「毎日グラウンドでサッカーしてる姿を、眺めてる感じとか、」
ゴン:
「どう?カッコよくない?」
ヨルム:「うーん… 」

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ヨルム:「パス!」
ゴン:「また?」
ヨルム:
「運動してる人はちょっと… 」
ヨルム:
「汗のにおいがしそう… 」
ゴン:
「いやいや… 」
ゴン:
「このコンセプトも嫌で、あのコンセプトも嫌なら、」
ゴン:「お前はさ、」
ゴン:
「どんな人が好きだったんだ?」
ヨルム:
「えっ…?」

ヨルム:「私の… 」
ヨルム:「私の初恋?」


ヨルム:「それは… 」

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ヨルム:
「うーん?あんまり覚えてないなぁ… 」
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ゴン:「ダメだな」


ヨルム:
「だからって、このまま終わらせるの?」

ゴン:
「直接確かめようぜ」
「お前の初恋の相手、どこで会ったんだ?」


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