ヨルム:
「実は、まだ… 」
ヨルム:
「曲がないの」
ゴン:
「曲がないのに、どうやってMVを撮るんだよ?」

ヨルム:「だから!」
ヨルム:
「だから、あなたが必要なんだって!」
ゴン:「は?」
ヨルム:
「あなた言ってたでしょ?」
ヨルム:
「一番最初に私のファンになった人だって」

ヨルム:
「あなたと一緒に… 」
「ちょっと悩んでみたら」
ヨルム:
「何かひらめくんじゃないかな…?」
ゴン:
「いや、でもさ!」
「曲がないのに、どうやってMVを… 」
(ゴンの心の声:)
「ちょっと待てよ」
(ゴンの心の声:)
「もしMVが撮れなかったら… 」

(ゴンの心の声:)
「演出料ももらえないし、」
(ゴンの心の声:)
「演出料がなければ、本当に路頭に迷うぞ?」

ゴン:
「ダメだ… 絶対ダメだ!」
ヨルム:
「ダメって何がダメなのよ… 」
ゴン:
「なあ、ペク・ヨルム!」

ゴン:
「俺はめちゃくちゃかっこいい男だぞ」
ゴン:
「曲なんて?」
ゴン:
「そのくらい、すぐに書けるさ!」


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ヨルム:
「いや… 私なんて全然… 」
ヨルム:
「あなたも知ってるでしょ」
ヨルム:
「最近みんな、私のことを、一発屋って言ってるの」
ゴン:
「なあ、ペク・ヨルム」
ゴン:
「おまえは俺にとって」
ゴン:
「ビートルズでありボブ・ディランなんだよ」
ゴン:「一発屋?」
ゴン:
「そんなの笑わせんな!」
ゴン:
「おまえはさ!」
ゴン:
「俺が見た中で、一番輝いてて、」
ゴン:
「一番光り輝いてる人なんだよ!」
ゴン:
「おまえならできる」
(ヨルムの心の声:)
「あなたが言ってくれた言葉のせいなのか、」
(ヨルムの心の声:)
「それとも急に握られた手のせいなのか… 」
ゴン:
「 …ある?」
ヨルム:「え?」
ゴン:
「考えてること、あるのかって」
(ヨルムの心の声:)
「気持ちを隠すのが、」

(ヨルムの心の声:)
「だんだん難しくなってきて… 」
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ヨルム:「好き… 」

ゴン:「ん?」

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