テファン:
「答えろよ」
テファン:
「チャイナ好きなのかって聞いてるんだよ」
ゴン:
「バレバレか?」



テファン:
「まさか、下心があって、うちに入ってきたとかじゃないよな?」
テファン:
「こいつ、まるでキツネみたいだな」


ゴン:
「そんなことあるかよ!」
ゴン:
「お前だって、詐欺に遭って好きな人の家に入りたいなんて思うか?」


テファン:
「じゃあ、なんで急にチャイナなんだよ?」
ゴン:
「急でもなんでもないし… 」
テファン:
「はぁ?!」
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+
+
+
+
~ 数年前 ~
テファン:
「はぁ?!」
「もう振り込め詐欺にまで引っかかったのか?」


テファン:
「おい、お前が今まで食わせて生き延びさせた詐欺師だけで、トラックいっぱいだぞ」
「このバカタレが」
テファン:
「ったく~」
「お人よしめ!」

ゴン:
「俺だって分かってる!」

ゴン:
「俺がこの界隈のお人よしってことくらい… 」
ゴン:
「でもさ、あれ、今学期の制作費だったんだよ… 」


テファン:
「俺、ちょっとトイレ行ってくるわ」

ゴン:
「このバカ… 」



ゴン:
「バカだな、ほんと… 」
(テーブルに自分の頭を何度も打ちつけるゴン)


イナ:
「ちょっと、顔上げて」


イナ:
「あんたがなんでバカなの?」
イナ:
「相手が本気でだまそうとしたら、誰だって引っかかるわよ」
イナ:
「あんたがバカなんじゃなくて、相手が悪いだけよ」



イナ:
「ほら、番号打って」
イナ:
「ちょっと、姉さんに任せて」
イナ:
「私がそいつを捕まえてギタギタにしてやるから」







ゴン:
「そんな人に惚れないわけないだろ?」

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